湧き水とは。湧水の仕組みと井戸水との違い
湧き水は自然がつくりだす水であり、天然水です。地球の水循環の一部と言って良いでしょう。
山に降った雨や雪が地面にしみ込んで、地中深くにある「水を通しにくい層」に到達すると、今度はその層の表面を伝うように地下を流れていきます。地下を流れる水が地下水です。
流れた地下水は、偶然が重なると地表へ出てきます。地表に出てきた地下水が湧き水です。
地表に出てきていない地下水に向かって穴を掘り、水を取り出せるようにしたものが井戸です。井戸から取れる地下水が井戸水です。
湧き水の大きさは様々です。川のように多くの水が湧き出ているところもあれば、水たまりににしか見えない湧き水もあります。1年のうちに、涸れたり水が湧き出たりを繰り返すところもあります。
湧き水は、英語では「Spring water」スペイン語では「Agua de manantial」中国語では「泉水」ラテン語では「Aqua fons」と書きます。どれも「水」という言葉と「底から出てくる」という意味の言葉の組み合わせです。
ちなみに「泉」は「岩の穴から湧き出す水」の様子を表す象形文字だそうです。
クチコミ