湧き水レポート群馬県太田市甘露水

水汲みの持ち物
−あると便利なもの−

2022.09.04

『甘露水』は大光院境内、呑龍上人御廟の前にある

ネットの情報で、水汲みはムリっぽいとは思ってましたが、なんとなく名前に惹かれて行ってしまいました。「甘露」という言葉に風情を感じます。

大光院境内には大光院と開山堂を繋ぐ渡り廊下があります。この渡り廊下の下をくぐると「西山ハイキングコース」と書かれた看板がある階段があり、この階段を登ると呑龍上人御廟(どんりゅうしょうにんごびょう)があります。

また、大光院の北側にある太田市営無料駐車場からですと、大光院の北側を山に入っていくように進むとこの辺から呑龍上人御廟へ行くことができます。うろ覚えで恐縮ですが、こちらにも「西山ハイキングコース」の看板があったような気がします。

群馬県太田市・甘露水
大光院と開山堂を繋ぐ渡り廊下
群馬県太田市・甘露水
渡り廊下をくぐって進むと階段がある

写真はちょっと薄暗いですが、全体的に木陰になっており、苔が美しいところです。

群馬県太田市・甘露水
呑龍上人御廟。写真右の看板下に『甘露水』がある

水汲みは不可

井戸のような円筒の上に屋根が乗っています。それほど古いものには見えません。

金網もあり、中の様子はまったくわかりませんでした。

群馬県太田市・甘露水
それほど古いものには見えない

由緒書きを書き起こしておきます。

越後高田に順應と云える層が居り、学識衆人に優れて居りましたが悪疫に罹り止むなく米塩を断ち呑龍上人に祈願す。満願の夜、上人告げ給う、此處の井水を以て治療せよと。老僧之に浴せしに三日にして全快せり。その後この薬水を甘露水と云う。

現地の看板より
群馬県太田市・甘露水
由緒書き

1613年建立の大光院

大光院は徳川家康公が先祖の新田義重の追善供養のために建てたそうです。とにかく大きく、立派です。

大光院の前には推定樹齢700年と言われる臥龍松があります。現地の看板によると枯死も免れない状況が続いているそうで、種子を採り臥龍松二世を育てているとのこと。なんかこういうのいいですね。

群馬県太田市・甘露水
大光院
群馬県太田市・甘露水
1934年に建て替えられた開山堂。鉄筋コンクリート造
群馬県太田市・甘露水
推定樹齢700年の臥龍松

アクセス・駐車場

大光院の敷地内に無料駐車場があります。前述しましたが、敷地北側に太田市営無料駐車場があります。

トイレは境内にあります。


水汲みには浄水器があると飲める機会が確実に増えます。キャンプや災害時にも。

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どんな容器でも水が入ったらかさばるし重くもなります。せめてカラの時ぐらいはラクをしましょう。

WWB-50Lは紙袋のように上部がガバッと開くので、中を洗いやすく、乾燥もしやすいです。コンパクトに畳めて容量は5リットル。

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