静岡県富士宮市・陣馬の滝の水汲み場
水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2022.08.07
水汲み場は遊歩道の最後のあたりにある
富士山の西側、富士宮市の猪之頭地区にありますが、ここはオススメです。なんたって滝が素晴らしい!
駐車場の前に「陣馬の滝遊歩道」の入口があり、そのまま先へ進みます。遊歩道は100mくらいの長さで舗装されている一本道です。木陰が良い感じ。
ほどなく陣馬の滝が見えてきます。子供の歓声も。
遊歩道の最後は緩やかな斜面になっており、斜面の最後のあたり右手に採水口があります。
採水口は一つ、水量は多い
ネットの写真を見ると、以前は採水口のパイプが2本だったようですが、現在は1本しかありません。
パイプから出る水の受けはなく、また、パイプに入り切らない水が斜面を流れ落ちており、足元は滑りやすいので水汲みはしやすくありません。
確実に濡れますので靴はそれなりのものをオススメします。濡れないように水汲みすると腰に負担がかかりそうです。
ただ、この斜面から流れ落ちる水がまた涼しげで、夏の暑い日にはありがたかったです。
水量は多いのでポリタンクでも良いと思いますが、採水口は一つですのでゆずりあって水汲みをしましょう。
帰りは舗装された遊歩道ですから、持ち帰りには台車や折りたたみカートがあると便利だと思います。
パイプは斜面に固定してあるだけ
パイプの根本を確認すると斜面に固定してあるだけです。
水場の付近は低い段差になっており、採水口のないところも、この段差から水が湧き出ています。
遊歩道の途中に看板があり「湧水を飲用される方は、煮沸などをしてご利用ください。」と書かれていましたが、私はその場で飲みました。
水の素性はとてもよさそうですが、雨の影響は避けられそうもありません。雨の日はそのまま飲むのはオススメしません。
川の滝と湧き水の滝が同じ場所にあるのが陣馬の滝
陣馬の滝は大小様々な滝が並んでいますが、最も大きいのが川の水が落ちる滝で、細い糸のような滝は湧き水だそうです。
陣馬の滝は、五斗目木川(ごとめきがわ)にかかる滝で、上流からの水の流れと、溶岩層のすき間から湧き出す水が滝をなしている。
現地の看板より
なお、遊歩道沿いには「五斗目木川起点」の看板もありました。
陣馬の滝へは「素足+濡れても良いサンダル」がオススメ
遊歩道の終わりから陣馬の滝の目の前まで行くには浅い川を渡る必要があります。距離は2〜3m程度ですが。
一応は石があって、石を渡っていけば濡れずに済みますが、石の間が開いており「歩いて」というよりは「ピョンと跳ねて」という感じです。
前述の木の間から陣馬の滝が見える写真には「ピョン」の最中の人が写ってます。
個人的は「素足+濡れても良いサンダル」で水を気にせずに歩くほうが楽しいのではないかと思います。タオルも忘れずに。
付近の散策も良さそう
「陣馬の滝」付近には撫川、遠照寺境内の太鼓石、畠山重忠の桜などの源頼朝ゆかりの史跡があり、ぐるっとひと回りする感じで見ることができます。
鎌倉時代の初め、建久四年(一一九二)のこと、富士山麓で巻狩を催した源頼朝が、滝の近くに一夜の陣を敷いた。それから、その滝を「陣馬の滝」と呼ぶようになったと伝えられている。
また他の伝承には次のようにある。「頼朝が陣を敷いた夜のこと。滝壺からドンドンと太鼓を打つような音がしたので、不思議に思った頼朝は、次の日家来に滝壺を探らせてみた。すると、滝壺から中が空洞になった太鼓の胴のような石が出てきた」と。その石は「太鼓石(たいこいし)」と名付けられ今に伝えられている。
現地の看板より
アクセス・駐車場
無料駐車場が2箇所あります。
遊歩道前の第1駐車場は20台くらい停められます。公衆トイレに近い方の端にバイク専用のスペースもあります。
未確認ですが、第1駐車場から徒歩5分くらいのところに第2駐車場があるそうです。富士宮市のホームページに案内図がありました。
第1駐車場の看板によると、第2駐車場は現在規模を縮小しているとのことですが、上記案内図によると40〜50台駐車できるようです。
遊歩道入口に向かって左へ50mくらい進むと公衆トイレがあります。
初めての方は事前にご確認ください。
家にあったら持って行きましょう。
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洗いやすく、乾燥もしやすいのでメンテナンスもラク。容量は2リットルと3リットルの二種類です。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
静岡県富士宮市・陣馬の滝の水汲み場からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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