2022.09.04
善導寺の移転の際に残された井戸
『竜の井』の読みは「たつのい」です。館林駅前から旧秋元別邸まで、館林市の歴史建造物をつなぐ散策路「歴史の小径」沿いにあります。
もともとここには善導寺がありましたが、1990年に館林駅前広場整備事業に伴い移転しました。現在は城沼の北東にあります。
善導寺移転の際に本堂前にあった井戸が、二本の大銀杏と共に残されたそうです。
構造上、水汲みは不可
水場はきれいに整備されており、中央の石から水が湧き出ています。
もともと水汲みを想定しているような造りではありません。イチョウの横にポンプらしき設備があるので、井戸水を汲み上げているのだと思います。
館林の歴史モニュメントみたいなものでしょう。
現地の看板には『竜の井』の伝説が書いてありました。
榊原康政が館林城主として入場した際の城下町の整備にともなって、この地に移転しました。移転に際して寺で説教が行われた時、城沼に棲む竜神の妻が美しい女性に姿を変え真剣に聞いていたといわれ、その後、この女性は迷いから救われたお礼として、この井戸に入ってお寺をお守りしたいと井戸の中に姿を消したといいます。
現地の看板より
柱と梁の彫刻がすごい!
はじめ水場ばかりみていたのですが、ふと見ると柱には繊細な青海波(せいがいは)が彫刻されています。見上げると、竜の彫刻が!城沼の竜神でしょうね。とても精巧なつくりで、驚きました。
アクセス・駐車場
東武伊勢崎線館林駅から徒歩1分です。
駐車場は駅近くにあるコインパーキングをどうぞ。
トイレは駅前の館林駅東口バス待合所・トイレがあります。
なお、駅の反対側、西口には見学できる施設が複数あります。
水汲みには浄水器があると飲める機会が確実に増えます。キャンプや災害時にも。
湧き水を目の前にして心配になったら迷わず浄水器を使いましょう、安心感が違います。
飲むか迷うような湧き水を大量に持ち帰ることは(たぶん)ないので、小さいもので十分です。
スーパーデリオスは、説明書を読まなくても使い方がわかるシンプルさが魅力です。
携帯型浄水器「SAWYER SP2129」との比較は「携帯型浄水器」のページをどうぞ。
案内図
- 湧き水の緯度・経度:36.24629, 139.52924
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近くの湧き水/水汲み場
群馬県館林市・竜の井からクルマで30分以内に行けそうな、直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場のレポートです。
混んでいるときは、近くの湧き水で時間調整するのがオススメです。
どんな容器でも水が入ったらかさばるし重くもなります。せめてカラの時ぐらいはラクをしましょう。
WWB-50Lは紙袋のように上部がガバッと開くので、中を洗いやすく、乾燥もしやすいです。コンパクトに畳めて容量は5リットル。
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