2023.05.28
水汲みは行者滝で。行者滝へは仁王門の手前から入る
御瀧不動尊金蔵寺では行者滝(水行場)で水汲みができます。
仁王門正面の右手(本堂側からみると左手)に行者滝への看板があります。
スタッフのかたに場所を聞いたら「そこをまっすぐいくと、水の音が聞こえてきますので。」と、風情のある説明をされてちょっとうれしくなりました。普通は「看板があります」って言われますから。
看板には「海老川の源流」と記載されていますが、水汲みに来ていた方にお話を伺ったところ「湧き水と言ってもポンプで汲み上げてるみたいだよ」とのことでした。
看板横の石垣で囲まれた階段を降りると行者滝です。
階段の距離は短いのですが若干折れ曲がって先がどうなっているのかわかりません。石垣の厳かな雰囲気もあいまって、期待が膨らみます。
水行場は別世界のよう
階段を降りると一気に視界が広くなり、目の前に滝、滝への飛び石、うっすらと濡れた床が。
思わず「おおーっ!」と声に出してしまいました。私はこういう石でつくった空間が大好きです。ここは文句なしにかっこいい!
決して広くはないのですが、雑木林の中にある静かな石造りの空間は別世界のようです。
水は上下2箇所から出ている
見ての通りの水行の場なので、高いところにある龍の口から水が落ちており、勢いがあって暴れ気味です。
龍の口の下、柄杓が置いてあるところからも水が出ています。
どちらも同じ水と思いますが、手が届くなら龍の口からの方が短時間で済みます。
床も含めて清掃が行き届いていますが、水ハネがあるので滑りやすい靴の場合はお気をつけください。

私がいた間に水汲みにいらした方は手慣れた様子で、龍の口からの水の落ち始め、高い位置の水をペットボトルに汲んでいました。1.5リットルくらいのペットボトル2本に水を汲んでましたが、あっという間に終わりました。
スタッフの方に飲めるかどうか伺ったら「飲めますよ」とのことでしたので、私はその場で飲みました。カップで受けたので盛大にこぼしましたが。
公式ホームページによると、お寺でも正月の若水として午前零時に汲み、日々のお勤めに使用しているそうです。お酒、パン、菓子等の商品に利用されているとか。
水行場はそれほど古いものではない
ネットの情報によると、水行場は1847年に作られ1979年に改築されているそうです。
落ちた水はトンネルのような水路を通って弁天池に流れていきます。「ルパン三世・カリオストロの城」の水路を思い出しました。
御瀧不動尊金蔵寺
創建は1432年です。境内はとてもきれいに整備されています。隣接する御滝公園も雰囲気が良く、地元では桜の名所となっているそうです。
本堂前には手水舎がありますが、お水取りは行者滝で行うよう掲示があります。
アクセス・駐車場
新京成線滝不動駅から徒歩11分です。
公式ホームページによると駐車場は2箇所あります。
すぐ近くの第1駐車場は未舗装ですが、かなり広いです。
第2駐車場は文章としては「千葉県船橋市金杉7-10(御瀧中学校前)」とあるのですが、この所在地は中学校の前とは思えず、よくわかりません。
トイレは御滝公園内にあります。
どんな容器でも水が入ったらかさばるし重くもなります。せめてカラの時ぐらいはラクをしましょう。
WWB-50Lは紙袋のように上部がガバッと開くので、中を洗いやすく、乾燥もしやすいです。コンパクトに畳めて容量は5リットル。
案内図
- 湧き水の緯度・経度:35.7393, 140.01906
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近くの湧き水/水汲み場
千葉県船橋市・御瀧不動尊金蔵寺水行場(海老川の源流)からクルマで30分以内に行けそうな、直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場のレポートです。
混んでいるときは、近くの湧き水で時間調整するのがオススメです。
水汲みには浄水器があると飲める機会が確実に増えます。キャンプや災害時にも。
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携帯型浄水器「スーパーデリオス」との比較は「携帯型浄水器」のページをどうぞ。
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