茨城県神栖市・息栖神社手水舎、忍潮井
水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2023.09.24
読みは「神栖市」が「かみすし」、「息栖神社」は「いきすじんじゃ」、「忍潮井」は「おしおい」です。
息栖神社手水舎
ネットの情報では手水舎の奥に湧き水があり『忍潮井』と同じ水らしいのですが見つけられませんでした。お水取りは手水舎でどうぞ。
龍の口から水が出ており、竹製の樋で4つに分配されています。龍の口からの水が少なめで、分配後の水量では500mlのペットボトルでも時間がかかります。
手水舎の掲示によると水質検査は実施しているそうですが、検査結果はありませんでした。煮沸推奨で、私はその場で少しだけ飲みました。
忍潮井
息栖神社の公式ホームページによると『忍潮井』は194年に造られたそうですが、1973年の河川改修に伴い現在の場所に移転したそうです。
昭和初期の息栖河岸の写真が「広報かみす第382号 12月1日号」にありますが『忍潮井』はどんな感じなのかは全然わかりません。
現在の『忍潮井』は柵で囲まれていて間近にみることはできません。私は午後に行ったのですが、地元のかたが「太陽の方向の関係で、午前中の方がよく見えるんだけどね・・・」と教えてくれました。どうせなら午前中にどうぞ。
柵で囲われた堀のような中に瓶らしきものが埋まっており、鯉が泳いでいます。
現地の説明書きの一部を書き起こしておきます。
忍潮井は男瓶・女瓶と呼ばれる二つの井戸であり神功皇后の三年(一九四年)に造られたものと云われあたり一面海水におおわれていた頃真水淡水の水脈を発見しこれを噴出させ住民の生活の水としたもので海水をおしのけて清水が湧出しているところから、忍潮井の名が付けられたと伝えられている。水と人類とのかかわりの中で最も古いかたちの井戸であり日本三霊泉の一つと云われております。
「形状」
現地の説明書きより
男瓶は経二米弱、白御影石で銚子の形をしている。女瓶はやや小振りで土器の形をしている。
息栖神社
息栖神社は第15代応神天皇の御代に神栖市日川(かみすしにっかわ)に創建され807年に現在地に移転したと伝わる古刹中の古刹です。参拝客も多く、人気のほどが伺えます。
江戸時代には伊勢神宮参拝後に鹿島神宮、香取神宮、息栖神社の東国三社を巡る「下三宮参り」という慣習があったそうです。
アクセス・駐車場
駐車場は3箇所あり、どれも無料です。
二の鳥居付近に2箇所あり、駐車可能台数は不明です。向かって右手の駐車場にトイレが併設されています。
どちらも満車なら市営の「息栖の森駐車場」をどうぞ。こちらは普通車50台が駐車可能で、拝殿にも近く、トイレが併設されています。
初めての方は事前にご確認ください。
家にあったら持って行きましょう。
湧き水の周辺をチェックして飲むかどうか迷ったら浄水器の出番です。キャンプや災害時にも。
携帯型浄水器「SAWYER SP2129」は浄水スピードが速いのでちょっと多めの水でもいけます。洗浄可能、衛生的で浄水機能が長持ち。
携帯型浄水器「スーパーデリオス」との比較は「携帯型浄水器」のページをどうぞ。
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