茨城県水戸市・笠原水道

この水は 消毒済み です
水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2023.09.16
水場はちょっと奥まったところにある
読みは「かさはらすいどう」です。少し暗くて写真が手ブレしたりスピードライトのせいで色が不自然になってます、ご了承ください。
水汲み場は駐車場近くにある「浴徳泉記の碑」の右を奥に入っていったところにあります。道路から50mくらいですが、道路から先は自転車か徒歩になります。水戸市上下水道部のホームページに詳しいです。
Googleマップにある『笠原水道』は教育委員会設置の看板の場所で、水場とは若干位置が異なりますのでご注意ください。この看板とは別に広場には石碑と教育委員会の看板があります。
石碑の近くに水飲み器があり、年配の男性がペットボトル数本に水汲みをしていたので「これ(水飲み器)が笠原水道ですか?」と聞いたら「違う、違う。笠原水道はあっち→」と教えてくれました。
水は消毒済みの水道水
水道局のホームページに笠原水道の水は水道水であると明記されています。
笠原水源地にある竜の頭をあしらった水栓「竜頭栓(りゅうとうせん)」から出ている水は、この湧水に塩素を注入した水道水であり、安心して飲用することができます
笠原水源とはどんなところですか? – 水戸市上下水道局 – 水戸市ホームページ
ただ、ここだけ別の水源なのか、公園内の水飲み器なども同じ水源なのかは不明です。
「水戸の名水 黄門さん」として販売されている。硬度は54の軟水
市内の複数箇所で『笠原水道』の水が販売されているようです。
ネットの情報によるとペットボトルの水は硬度54の軟水です。
採水口は一つ、水汲みしやすくポリンタンクもOK
受けも足元もしっかりと造られており、全体的に水汲みはしやすいです。水の出る位置が高く水に勢いがあって、それなりに水ハネします。
竜の口にあるパイプから水が出ますが、真横からみると銀色のパイプがちょっと異様な雰囲気です。私はこういうのキライじゃないですw
後述しますが、水を出すのにバルブを捻る必要があって、それがちょっと手間です。
採水口は一つですが水量はそれなりに多いので回転は早そうです。譲り合って水汲みをしましょう。
私が行った時に水汲みに来ていた年配の女性にお話を伺ったところ「水道水だけど美味しいのでよく水を汲みにくる」とのことでした。
この女性、水汲みが終わると「ここ蜂が多いから気をつけてね。」と言うなりハエ叩きと殺虫剤を取り出し、付近のアシナガバチを次から次へと退治してました。ただ、いくら退治しても「なかなか居なくならない」とのことです、どうぞお気をつけください。
竜頭栓(りゅうとうせん)
もともとここにあったものではないようですが、木々の中に佇むその姿には名状しがたい説得力があります。「昔からこうでした」と言われても違和感がありません。
石碑に説明がありますので全文書き起こしておきます。
竜頭共用栓
現地の石碑より
笠原水源の湧水は徳川時代から飲料水として利用されております。
この竜頭栓共用栓は明治時代の改修のとき下市地区の町角に設置されていたものを復元したものです。
この水はここの湧水を飲み水にしたものです。ご利用ください。
平成四年三月 水戸市水道部
バルブを捻って水を出す
竜頭栓には水を出すハンドル等がありません。石碑の裏にある量水器のハンドルで水を出します。いかにも水道って感じですね。水汲みが終わったらハンドルを戻して水を止めましょう。
笠原水道
1662年に水戸光圀の命により設置された総延長10kmの飲料水を供給する水道です。
水場近くの一段下がったところに水道部設置の岩樋(いわひ)模型、公園内には公園緑地化が設置した岩樋の復元があります。どちらも飲用不可の掲示がありました。
岩樋復元は湧水量の減少のため間引き運転をしていますが30分待てば良いのであまり気にする必要はないと思います。




アクセス・駐車場
皆さん県道50号から入ることになると思います。場所としては広々としているのに木々が多く1車線の道が続くため「ホントにこの道でいいのか?」と不安になります。この分かれ道を墓地に沿って直進し水神橋へ向かってください。
水神橋を渡ると右にカーブしています。カーブの曲がり始めが『笠原水道』への入り口で、そのまま道なりに進むとすぐに無料駐車場があります。
トイレは駐車場に併設されていますが、見た目がそれっぽくありません。男女共用です。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
茨城県水戸市・笠原水道からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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