栃木県日光市・大室髙龗神社 龗の水

水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2024.10.06
水汲み場は社務所の右横、掲示板の裏にある
読みは「おおむろたかおじんじゃ おかみのみず」です。「龗(おかみ)」は33画でPCやスマホではどういう字なのかわからないと思います。後述する写真でご覧ください。
Wikipediaによると「龗」は水や雨、雪などを司る竜神を意味する漢字だそうで、古事記では「淤加美神」日本書紀では「龗神」と書くのだそうです。
この日はあいにくの雨でしたが、この字の意味を知ったいま「雨も悪くなかったな」と思い直してます。
水汲み場は本殿へ向かう階段の左にある掲示板の陰にあります。ちょっと見つけにくいです。
この掲示板に水質検査結果が掲示されており、日付は2023年10月19日でした。検査結果は「水質基準に適合」です。
採水口は一つで水量はまあまあ
公式ホームページには水汲み場ができた時の写真があります。その写真と比べるとお水取りに支障がない程度に緑が多く、個人的にはいまの方が好きです。
竹製の筒から大きな石の受けに水が落ちており、お水取りのためと思われる白い網が置いてあります。一見華奢な印象ですが、ここにポリタンクを置いて水汲みしている方がいて、意外と丈夫なようです。
足元もしっかりと造られているし、水ハネもなくお水取りしやすいです。
水量はまあまあありますが、ポリタンクだと少し時間がかかります。ポリタンクを利用している人は水がいっぱいになる頃にどこからか戻ってきており、手慣れた印象を受けました。
水質検査結果に適合とあるので私はその場で飲みました。
大室髙龗神社は「日光の名水・お水取り一番関所」
こういう書き方をされると、なんかこう一つの事業としていくつも水汲み場があるのかと期待したのですが、二番までしかないようです。ちなみに二番関所は瀧尾神社で、この後に行きました。
神社としても『龗の水』を大きな特徴ととらえているようで、公式ホームページでも多く触れており、「おかみの水は自由にお汲み頂けます」と書いてあります。
神域大山の中腹より湧き出る当社の御神水は大山祗命の御神徳により地中深くに蓄えられ、御神気のこもった水として境内に湧き出で、厄災を祓い清めてくれる水として伝えられています。(年間を通し約十四度のこの湧水は飲料用としても多くの参拝者に好まれています。)
御神木・御神水 – 厄除 方位除 病気平癒|栃木県日光市 大室たかお神社
日光の名水。最近では開運の水として、若い女性が大勢汲みに来る。お茶、水割、炊飯に使うと味が全く違うと、主婦を始め、料理店などからも汲みに来る人多数
おかみの杜 – 厄除 方位除 病気平癒|栃木県日光市 大室たかお神社
このときは湧水源があるとは知らず、見ておくべきだったと後悔してます。手水舎も同じ水のようです。
お水取り用の容器は新品(300円)とリサイクル品(100円)があります。
新品容器のラベルには飲用できる旨も記載されていました。数値が公式ホームページとは若干違いますが、ラベルを定期的に作り直しているようなので安心感があります。
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 2.3mg/L 塩化物イオン 2.0mg/L 有機物(全有機炭素TOCの量)0.1mg/L未満/pH値 7.1 ◎飲料用水質基準に適合◎ 検査年月日:令和5年10月16日11時00分 適用基準:水道水質基準R2.4.1 試験方法:平成15年厚生労働省告示第261号による 検査責任者:一般社団法人 栃木県環境技術協会
ペットボトルのラベルより
ネットの情報ですと『龗の水』は別名「笹泉」とも言われており、医者が病人に薬を与えるときに笹で作った容器に『龗の水』を入れて飲ませたとか。
大室髙龗神社
創建年は不明ですが口承にによると永承年間(1046-1053年)より前の創建のようです。
静かな森の中に佇む本殿は重厚感があります。境内はきれいに整備されており、屋根のついた休憩所もありました。
アクセス・駐車場
道がやや細いですが、どうにかやりくりして進みます。
駐車場は広く30台くらい停められます。
駐車場にトイレが併設されています。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
栃木県日光市・大室髙龗神社 龗の水からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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