2022.03.27
井戸は拝観料が必要
ページ先頭の写真は『浄智寺の井戸』です。
浄智寺(じょうちじ)は鎌倉十井(かまくらじっせい)の一つに数えられる『甘露の井(かんろのい)』が有名で、こちらは道路沿いにあって拝観料は不要です。ただ、現在は飲み水としては利用されていません。
一方、『甘露の井』と同じ水源の水が出る井戸は有料エリアにあり、大人200円、中学生以下100円の拝観料が必要です。拝観時間は09:00〜16:00。
詳しくは浄智寺公式ホームページをご覧ください。
水汲みができる井戸はかなり奥にある
拝観受付で拝観料を支払って入ると、正面に鐘楼門がありますが、そちらへは行かずに右へ進むと庫裏(くり、僧侶の居住する場所)があります。庫裏の右手、崖の横を進むと井戸があります。
水場は手動ポンプ式
はじめにここに来てポンプが動くのかどうか試したら、動きませんでした。帰りに拝観受付でお話を聞いたら「力ずくでやってください!」とのことだったので、戻って改めて試したら水が出ました。
ハンドルを上げるときに幾分引っかかるような手応えがありますが、強引に持ち上げてください。一度やると感じがつかめると思います。
受付の方に飲んでもいいかどうか伺ったら、検査はしてるはずだけど飲むなら煮沸したほうが良いとのことでした。私はその場で飲みました。
一人でポンプ操作と水汲みをするのはキビシイので、お二人以上でどうぞ。
受けというか足元はしっかり造ってあるのですが、採水口の位置が高くて水量が多いため、容器に当たった水が跳ねますのでご注意ください。
口が細い容器だと溢れるほうが多くなりそうです、漏斗があると便利でしょう。私はカップで水を受けましたが、盛大にこぼしました。
境内には水場があちこちにある
井戸から更に奥へ進むと横井戸があります。看板によると、その昔ここから水を採っていたようです。
外からでは中が暗くて様子がまったくわかりません。私は常に小型の懐中電灯を持っているので、それを頼りに中へ入ってみましたが、行き止まりでした。
コウモリはいませんでしたが、いま思うと入らないほうが良かったように思います。コウモリは感染症が懸念されるので、居たらヤバかった。
境内には写真のような井戸や手動ポンプが複数あります。お墓参りの人が手動ポンプで水を汲んでいる様子がなかなか良い感じでした。
甘露の井
公式ホームページによると、この水は甘さを感じるそうです。私はわかりませんでしたが。
鎌倉十井の一つに数えられる井戸です。
臨済宗円覚寺派 浄智寺 境内案内
蜜のように甘く、仏徳で授かる霊水で不老不死の功徳があると言われます。
(現在は飲み水として使用していません)
歴史を紐解くと『甘露の井』は2箇所あるそうです。そのうちの一つがこの池のそばの井戸。もう一つはどれなのかハッキリしないようです。
1281年創建の古刹、浄智寺
浄智寺は創建からしばらくはとても大きな寺院だったようですが、徐々に衰退し関東大震災でそのほとんどが倒壊してしまったようです。現在の建造物は昭和になってからのものだとか。
建築物は古くはありませんが、見どころは多いです。私は庭園に惹かれました。

アクセス・駐車場
横須賀線北鎌倉駅から徒歩8分です。
無料駐車場は舗装されていませんが、結構広いです。駐車場にトイレが併設されています。
有料エリア内、書院脇にもトイレがあります。
水汲みには浄水器があると飲める機会が確実に増えます。キャンプや災害時にも。
湧き水を目の前にして心配になったら迷わず浄水器を使いましょう、安心感が違います。
飲むか迷うような湧き水を大量に持ち帰ることは(たぶん)ないので、小さいもので十分です。
スーパーデリオスは、説明書を読まなくても使い方がわかるシンプルさが魅力です。
携帯型浄水器「SAWYER SP2129」との比較は「携帯型浄水器」のページをどうぞ。
案内図
- 湧き水の緯度・経度:35.33353, 139.54622
- 神奈川県鎌倉市の天気予報
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近くの湧き水/水汲み場
神奈川県鎌倉市・浄智寺の井戸と甘露ノ井からクルマで30分以内に行けそうな、直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場のレポートです。
混んでいるときは、近くの湧き水で時間調整するのがオススメです。
どんな容器でも水が入ったらかさばるし重くもなります。せめてカラの時ぐらいはラクをしましょう。
WWB-50Lは紙袋のように上部がガバッと開くので、中を洗いやすく、乾燥もしやすいです。コンパクトに畳めて容量は5リットル。
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