群馬県渋川市・小野上温泉飲泉所
水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2022.11.04
日帰り温泉施設・小野上温泉ハタの湯の敷地内にある
読みは「おのがみおんせん はたのゆ」です。ロゴのフォントが微妙で「八夕」かと思いました。
もともとは「さちのゆ」という名称でしたが、2021年4月にリニューアルして「ハタの湯」となったそうです。
飲泉所は四阿になっており休憩もできます。私がいたときも年配の女性が休憩してました。
採水口は温泉と水の2つ、水量は少ない
水場はなかなか立派な造りです。採水口は、温泉と水が一つずつあります。
水汲みはしやすいのですが、温泉の水量は少なく、水はポタポタ状態で、どちらも持ち帰りは難しいと思います。私はその場で飲みました。
この水量なのにポリタンクで持ち帰りをしようとする人がいるのか、「独占禁止」の張り紙がありました。
水質検査結果、温泉成分表あり
平成31年(2019年)2月の水質検査結果が掲示されています。
検査項目が「大腸菌、一般細菌、全有機炭素(TOC)」3つしか掲載されていませんでした。必要な項目だけ書き出しているだけかもしれませんが、他と比べると少ないですね。
測定値は全て基準値をクリアしているので飲用可だと思います。
温泉成分も掲示されています。
泉質は「ナトリウム-塩化物温泉(低張性アルカリ性高温泉)」で、源泉は46.1℃、pH値は9.0、効能などは「ハタの湯」のホームページに記載されています。
この日は晴れていたのですが肌寒く、温かい温泉はなかなか良かったです。
注意書きに「飲泉は1回100〜150ml、1日の総量は200〜500mlまでとする」とありましたので、1杯だけにしておきました。
温泉は地下500mから毎分558リットル
「小野上温泉の歴史」が掲示されていたので全文書き起こしておきます。文中「寛文四年」は1664年です。
この地には、古く(寛文四年)から塩川鉱泉があり、古来傷の名湯として知られ慢性潰瘍、火傷などに特効がありとし、昭和の初期頃まで盛況をみましたが、その後様々な事情から衰微の一途でした。昭和五三年、この地に摂氏四四.五度の自噴温泉(恵の湯)が発見され、小野上村(現渋川市)では住民の憩いの場として小野上温泉センターを開設し、広く温泉愛好者に好評を得ていました。その後利用者要望もあり規模の大きい施設を計画し、より多くの湯量を得るため新たにボーリングを進めた結果、地下五〇〇メートル地点より摂氏五〇.四度の温泉が毎分五五八リットル自噴(幸の湯)、これをもとに温泉センター及び周辺の旅館民宿にも分湯し、泉質の良さから「美人の湯」として多くの人に利用され喜ばれています。平成十一年九月二〇日に塩川温泉から小野上温泉と名称変更を行い現在に至っています。
現地の看板より
アクセス・駐車場
吾妻線小野上温泉駅から徒歩2分です。
ハタの湯の駐車場はとても広く、小野上特産物直売所があり、その右隣に公衆トイレがあります。
小野上特産物直売所は時期により営業時間が異なりますのでご注意ください。
初めての方は事前にご確認ください。
家にあったら持って行きましょう。
湧き水に行ったときに浄水器があると飲める機会が確実に増えます。心配になったら迷わず浄水器を使いましょう。
飲むか迷うような湧水を大量に持ち帰ることは(たぶん)ないので小さいもので十分です。
スーパーデリオスは、説明書を読まなくても使い方がわかるシンプルさが魅力です。
携帯型浄水器「SAWYER SP2129」との比較は「携帯型浄水器」のページをどうぞ。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
群馬県渋川市・小野上温泉飲泉所からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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