群馬県下仁田町・絹笠明神之霊水
水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2023.04.02
目立たないが丁寧に造られている水場
読みは「きぬがさみょうじんのれいすい」です。重みのある名前なのですが、現地に看板などはなく云われなどはわかりません。
付近にある「養蠶神社(ようさんじんじゃ)」と関係があるのかもしれません。ちなみに「蚕」は「蠶」の略字だそうです。
放置されてる感がありますが、水場自体は丁寧に造られている印象です。草刈りなどはされているようでした。
採水口は一つ、水量はやや少なめ
岩の隙間に出ている水を固定したパイプで手前に引いています。水はそれほど露出しているわけではないのですが、雨の影響は受けそうな感じがしました。
落ちた水は岩で囲った受けのようなところに落ち、そこから先は地面の上を側溝へと流れています。
足下はややぬかるんでいますが、石が敷いてありますし、水はすぐに側溝へ落ちるので気になるほどではありません。
フェンスが高く水場の裏側がどうなっているのかは確かめられませんでしたが、コップがあったので私はその場で飲みました。
夫婦岩(めおといわ)
『絹笠明神之霊水』は県道43号沿いにありますが、水場の位置が低く草に覆われてしまっていて目立ちません。「夫婦岩」を目印に探すと良いでしょう。
この珍しい地形はテレビ番組でも取り上げられたことがあるそうです。二つの岩がここでぶつかって安定し、その後岩の周りにあった土砂がなくなってこのような状態になったどか。
中期中新世の本宿陥没(記事参照)を伴う火山活動によって噴出した火山砕屑物などの岩塊が,台風などの洪水時に鏑川上流から大きな転石となって供給され,河床露岩の上に乗り上げて安定しました。
日本の奇岩百景プラス 夫婦岩(めおといわ)
この転石の周りを埋めていた土砂は,その後流出してしまったものと考えられています。
「夫婦〇〇」というのはいろいろあり、私は見るたびに「ふーん」くらいしか思わなかったのですが、ここは岩の上の植栽がちょっと・・・なんかこう・・・淋しげで・・。
アクセス・駐車場
水場の前後は路肩に余裕があるので路駐できます。
トイレはありません。
初めての方は事前にご確認ください。
家にあったら持って行きましょう。
気に入った湧水を持ち帰りたくなるのはあたりまえ。水汲みの万能容器はペットボトルですが、カラでもかさばるのが難点。
エバニュー・ウォーターキャリーは折り畳めるだけでなく、キャップが本体とつながっているなど複数の小さな工夫が好印象です。容量は0.9L、1.5L、2Lの三種類があります。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
群馬県下仁田町・絹笠明神之霊水からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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