東京都荒川区・素盞雄神社御神水
水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2023.08.12
水汲み場は手水舎の裏側にある
読みは「すさのおじんじゃ」です。
南側の鳥居をくぐってすぐ右手に手水舎があり、水場はその裏側にあります。
地下140mから汲み上げているそうで、水質検査結果は掲示されていませんが飲用可能と看板に明記されています。
看板を全文書き起こしておきます。
平安時代延暦十四年創建より悠久の千二百有余年。江戸の文人墨客たちに飛鳥の杜と親しまれたこの境内に、神事ならびに非常時の生活用水として広く地域に供すべく、平成二十六年六月、深井戸(深度百四十メートル)を新設いたしました。
現地の看板より
深井戸掘削により実施した水質試験の結果、【飲料適合】と出ましたので、手水舎の水を天地の恵み〔御神水〕に切り替えています。
お水取りの方は、水鉢後方に蛇口があります。
開発が進んでいる都内にあって、飲用可能で水量もある水場はとても貴重だと思います。
蛇口式の採水口が一つ
裏側に回ってみると良い雰囲気の蛇口があり、ひねるとすぐに水が出ます。
蛇口に札がかかっており「{お水取り}しばらく開放しますと新しい水が汲み上がります」とありました。新しい水を求める方への配慮ですね。
水場はしっかりと造られており、足元も良く水汲みしやすいです。
手水舎は龍の口から水が出ているのですが「ときどき止まって、また水が出てくる」というサイクルで動いているように見えました。
御神水なのでポリタンクなどはやめたほうがいいでしょう。参拝もお忘れなく。
ポンプもあるが利用できない
手水舎のすぐ横に「飛鳥乃杜 御神水」と記された看板のあるポンプがあります。
ポンプはハンドルが動かせないように囲われていました。
素盞雄神社
創建は795年とされる古刹中の古刹です。松尾芭蕉が「奥の細道」の旅へ出発した地点だそうで、境内には石碑がありました。
境内はとてもきれいに整備されています。緑も多く、ポンプ脇のベンチは木陰になっていて気持ちよく休憩できました。
2023年8月12日現在、拝殿基壇・浜縁修繕工事中で拝殿周辺は養生されています。工事は2023年9月15日完了予定だそうです。
アクセス・駐車場
東京メトロ日比谷線・JR常磐線・つくばエクスプレス南千住駅より徒歩8分です。
一般の参拝者用駐車場は無さそうです。付近のコインパーキングをご利用ください。
トイレは境内にあります。
初めての方は事前にご確認ください。
家にあったら持って行きましょう。
気に入った湧水を持ち帰りたくなるのはあたりまえ。水汲みの万能容器はペットボトルですが、カラでもかさばるのが難点。
エバニュー・ウォーターキャリーは折り畳めるだけでなく、キャップが本体とつながっているなど複数の小さな工夫が好印象。容量は0.9L、1.5L、2Lの三種類があります。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
東京都荒川区・素盞雄神社御神水からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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