群馬県太田市・冠稲荷神社ご神水

水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2025.03.20
お水取りは3箇所で可能だが、どれも水量が少ない
湧き水さんにご紹介いただきました。読みは「かんむりいなりじんじゃ」です。
全て同じ井戸から水を引いているようですが、水量が少なく500mlのペットボトルだとかなり時間がかかります。
- 源義経公ゆかりのご神水
- 手水舎
- 金御盥歳徳の淵
この他にも水が出ている手水舎などがありますが、お水取りを想定しているようには見えませんでした。
源義経公ゆかりのご神水
拝殿の目の前にミニチュアのような祠があります。なんかカワイイですw
竹製の採水口が一つで水量は少ないです。水は地面の穴に吸い込まれるように落ちており、水ハネなどはありません。
スタッフのかたに伺ったところ、飲めるそうですが心配であれば煮沸してくださいとのことでした。私はその場で飲みました。
持ち帰り用の容器は一つ100円、社務所で販売されています。
すぐ近くに由緒書きがありましたので書き起こしておきます。文中「承安四年」は1174年です。
社伝によれば承安四年、源義経公は奥州に藤原氏を訪ねる途中、当社へ参籠し、伊勢野にて稲荷神像を見つけこの清水で洗い清めたと云われる。
現地の看板より
また、京都伏見稲荷より鳥帽子の中に勧請してきた伏見大神をこの地に奉斎し、自らもこの御神水にて斎戒沐浴し、旅の道中の無事を祈願した。
以来、里の人々が厄除水、方位除水、雨乞水、塞水として受け、ご守護を賜ってきたのである。
手水舎
『源義経公ゆかりのご神水』の20mくらい手前にあります。看板には「源義経公ゆかりのご神水」とあり拝殿前の御神水と同じ水源とありました。
採水口は二つです。水量は『源義経公ゆかりのご神水』と同じくらいですが、参拝客がお清めに使うのでお水取りはしにくいです。
金御盥歳徳の淵
読みは「かねみたらいとしとくのふち」で拝殿に向かって左手にある「厳島社」の前にあります。
雰囲気良く造ってありますが、長い竹の筒から水はポタポタ程度でお水取りは無理です。
由緒書きがありましたので書き起こしておきます。
不安四年(一一七四、源義経公と金売吉次はこの地に屋敷を構えて当神社を暑く崇敬し辰巳参道入口の川のほとりに禊の御盥を奉納しました。後にその川は「みたらい川」と言われるようになりました。現在右手の盥がその時の吉次の禊の金御盥と伝えられております。
現地の看板より
このご神水は、拝殿前の義経公ゆかりのご神水井戸を源泉としていますが、厳島社に薄かれ、宇賀弁オ天と七福神の甚大な功徳をいただいております。
清浄なご神水で身を清めれば、福徳に恵まれると言われ特に、「厄除け水」として貴ばれます。
どうぞ竹筒のご神水を大切に載いてください。
実咲稲荷社
読みは「みさきいなりしゃ」です。手水舎のすぐ奥にあって水が出ているのですが、ここはお水取りに関する掲示はありませんでした。
巫女さんのブログによると、実咲稲荷社では祈願したいお狐様の前に水をいれた容器を蓋をせずに置くそうです。この記事にあるような台はありませんでした。まあ、記事が2018年のものなので・・・。
冠稲荷神社
1125年(天治2年)、源義国による創建と伝わる古刹です。境内は広く、見どころも多いです。
県指定重要文化財に指定されている本殿は1690年に再建されたものだそうで、壁面にある彫刻は立体的で迫力があります。この彫刻を見るための専用の拝観台があります。
1333年、新田義貞公が戦勝を祈願した際に植えたと伝わる金木犀の大木があります。樹高約15m、葉振り約15mだそうです。この金木犀を囲むように「お守り・おふだ授与所兼休憩所」があります。
アクセス・駐車場
付近に複数の無料駐車場があり、合計で普通車500台が駐車可能だそうです。
東大鳥居そばの駐車場が広く便利なので、とりあえずここを目指してください。
公式ホームページ内、旅行会社向けのページに全ての駐車場の案内があります。
トイレは東大鳥居横にあるティアラグリーンパレス内にあります。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
群馬県太田市・冠稲荷神社ご神水からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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