千葉県千葉市・厳島神社(港町弁財天)御霊泉

水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2025.03.23
御霊泉は本殿の奥にある
開発された地域にあって正面から入ると地域に根付いた小さな神社という印象ですが、拝殿の左を通って本殿の裏側に行くと全く違った空間になります。
後述する御縁起によると、この空間は「お穴」と呼ばれ弁財天の眷属(けんぞく、神の使者)である蛇が棲息し易い環境なのだそうです。
御霊泉はこの「お穴」の中にあります。
飲用の可否は不明
御霊泉は小さな岩を積み上げたような作りになっています。龍の口から出る水はやや暴れていますが、水ハネはなく利用しやすいと思います。落ちた水はそのまま池に流しているようです。
地下より湧き出る天然泉です
現地の看板より
この御滝の水で物身を洗い清めると弁財天の御霊験により
芸能・財宝・知慧の福徳が授かります。
なんとなくですが、お水取りをするような雰囲気には見えませんでした。
水汲み場には物品を清めるのに使うと思われる柄杓とザルがありましたがコップや飲用の可否についての掲示はありません。周囲の開発状況をみて、私は飲むのはやめました。
境内の隅っこに電動ポンプらしき設備がありましたので、地下水を汲み上げているのだろうと思います。
厳島神社(港町弁財天)
かなり開発の進んだ一角にあり、地元の皆さんによって維持管理されているようです。御縁起の看板を書き起こしておきます。
一、 江戸時代下総国千葉郡寒川村の半農半漢を生業とする村人達が豊饒・多産の福徳を願って
都川河口のほとりに小さな祠を建て弁天様を祀り信仰したのが始まり、一、 明治以後は日本三大弁天のひとつで全国に約六千社の分祀をもつ安芸の宮島「厳島弁天の亜流を汲み市杵島姫命」を祭神とする厳島神社弁財天となり今日に及んでいる。
一、 昭和四十一年千葉市港町地区土地区画整理事業のため現在地に選宮した。
一、 境内には本殿・社務所をはじめ玉垣・御神木があり、奥には俗に「お穴」と称する洞窟・樹木・池・滝など弁財天の眷属である蛇の棲息し易い環境の神域がある。
一、 弁財天奉社会の人々により毎月一日・十五日のほか「巳の日」の縁日には本殿を開帳している。
現地の看板より
アクセス・駐車場
JR外房線本千葉駅から徒歩6分です。
付近は駐車禁止です。本千葉駅付近にあるコインパーキングを利用してください。
トイレはありません。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
千葉県千葉市・厳島神社(港町弁財天)御霊泉からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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