2022.04.29
飲み水として利用できる水汲み場はない
目黒不動尊は通称で、お寺の名称は「瀧泉寺(りゅうせんじ)」です。808年の創建と伝えられる古刹です。詳細は公式ホームページでどうぞ。
水場は「独鈷の滝(とっこのたき)」付近に三つあります。二つには「飲料不適」の看板があるのですが、一つだけ掲示や看板がない水場があります。
ちょっと期待してお寺の方に伺ったら「沸かせば飲めるかもしれないけど、やめたほうがいいでしょうね」とのことでした。残念です。
独鈷の滝
水場は仁王門をくぐって正面にある「独鈷の滝」付近にまとまっています。独鈷の滝の説明書きを全文書き起こしておきます。
このお滝は今を去る千二百年程前、当山をお開きになった慈覚大師円仁が堂塔建設の敷地を占って、ご自身が持っていた独鈷を投げたところ、忽ち滝泉が湧き出したので之を独鈷の滝と名付けられた。それより今日迄どんなに旱天が続いても涸れることもなく、滔々と落ちており、長く不動行者の水垢離の道場として利用されてきた。
現地の看板より
今日都内では大変珍しい名所である。
当山
1)水かけ不動明王の湧水
「独鈷の滝」の右にあるのが「水かけ不動明王」です。
本来願いを叶えたい人が水垢離をすべきなのでしょうが、なかなかそうもいかないので、不動明王が本人に成り代わって水垢離をしてくださるのだそうです。で、本人がお不動様に水をかける、と。
見ていると水のかけ方が人によって違うのでなかなかおもしろいです。足元にそっとかける人、水垢離らしく頭の上からかける人、パイ投げのようにかける人・・・。
水場には水かけ用のひしゃくがありますが、看板には「この湧水は飲料不適です。飲料には使用しないで下さい。」とあります。
水量はまあまああります。
2)垢離堂前の水
「独鈷の滝」の「水かけ不動明王」とは反対側、垢離堂の前にあります。
いかにも湧き水っぽい雰囲気の水場で、ここは「飲料不適」の掲示がありません。
前述しましたが、お寺の方に聞いたら「やめたほうがいいでしょう」とのことでした。
水量はまあまああります。
3)前不動堂前の真水
『垢離堂前の水』の「独鈷の滝」に向かって左10mくらいのところにあります。
こちらも湧き水っぽい造りですが、足元に浅く水が溜まっており、敷石を渡る造りになっています。
壁面の掲示に「この真水は飲料水には使用しないでください」とありました。
水量はまあまああります。
アクセス・駐車場
東急目黒線不動前駅から徒歩10分です。
駐車場はありませんので近隣のコインパーキングを利用することになりますが、コインパーキングも少ないです。
バイクは仁王門前の道路から入ってすぐ右にトイレがあり、その手前のアキに停めています。
水汲みには浄水器があると飲める機会が確実に増えます。キャンプや災害時にも。
湧き水を目の前にして心配になったら迷わず浄水器を使いましょう、安心感が違います。
飲むか迷うような湧き水を大量に持ち帰ることは(たぶん)ないので、小さいもので十分です。
携帯型浄水器「SAWYER SP2129」は洗浄可能、衛生的で浄水機能が長持ち。
携帯型浄水器「スーパーデリオス」との比較は「携帯型浄水器」のページをどうぞ。
案内図
- 湧き水の緯度・経度:35.62801, 139.70819
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近くの湧き水/水汲み場
東京都目黒区・目黒不動尊(瀧泉寺)からクルマで30分以内に行けそうな、直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場のレポートです。
混んでいるときは、近くの湧き水で時間調整するのがオススメです。
どんな容器でも水が入ったらかさばるし重くもなります。せめてカラの時ぐらいはラクをしましょう。
WWB-50Lは紙袋のように上部がガバッと開くので、中を洗いやすく、乾燥もしやすいです。コンパクトに畳めて容量は5リットル。
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