2024.09.15

御神水と水みくじ用の「開運水」がある

「夫婦木神社」の読みは「めおとぎじんじゃ」で昇仙峡グリーンライン沿にあり、すぐ近くに金櫻神社があります。金櫻神社もお水取りができます。

• 山梨県甲府市・金櫻神社御神水

夫婦木神社はお城のような石垣で支えられています。拝殿の一つ下の開けたところに御神水があり、その右奥には水みくじ用の「開運水」があります。

御神水

「胤明の井筒（いんめいのいづつ）」と呼ばれる立派な受けに太い竹筒から水が落ちています。水量は多く、お水取りはしやすいですが、柄杓置きがあるのでポリタンクは無理です。

飲用の可否などの掲示がなかったのですが、スタッフに「飲める」と伺ったので私はその場で飲みました。

採水口を辿ってみると、少し奥まったところに枡があり、祠が祀ってありました。かなり大きな枡で雨の影響はなさそうです。

御神水の受けに使われている「胤明の井筒」の説明書きを全文書き起こしておきます。

この井筒は明治、大正、昭和三代の宮中にお仕えしました元芸術院会員御教所奇人従三位千葉胤明（たねあき）先生の庭内にあり先生愛借の井筒でありました。

昭和二十六年十一月贈与を受け爾来東京江東の私邸に保存しておきましたが先生物故され萬十七年生前の遺徳を偲び胤明（いんめい）の井筒と命名し当社境内に移し永遠に保存するものであります。

現地の看板より

水みくじ用の「開運水」は飲用不可

御神水の右奥には「開運水」があります。こちらも雰囲気良く造ってあります。

看板の下に掲示があり「飲用不可」とありました。目視だけですが、御神水とは別に右奥からパイプで水を引いているようです。

私がいた間にも数名の参拝客がおみくじを開運水に晒していました。

夫婦木神社（上社）と夫婦木姫ノ宮（下社）

夫婦木神社は鳥居の先からは撮影禁止なのでご注意ください。

ネットの情報ですと創建は1958年です。樹齢1000年を超えるトチの木の御霊木があり、縁結び、夫婦円満、子宝のご利益があるとされています。

御霊木の拝観は有料です。費用は忘れてしまいましたが数百円だったと思います。

夫婦木神社とは別に、昇仙峡グリーンラインを2kmくらい下ったところ、昇仙峡ロープウェイ乗り場の辺りに「夫婦木姫ノ宮（下社）」があります。

夫婦木姫ノ宮（下社）でもお水取りができるようですが、このときはそれを知らず通過してしまいました・・・。

• 昇仙峡　夫婦木神社

アクセス・駐車場

夫婦木神社に駐車場は2箇所あります。

なお、夫婦木神社第二駐車場の右にある駐車場と道路の反対側ある駐車場は金櫻神社の駐車場です。看板にその旨記載があります。

まあ、両方参拝すればどこに停めてもいいのではないかと思いますが。

第一駐車場にトイレが併設されています。

昇仙峡は観光地としても名高いので、ぐるっと一回りしてみてはいかがでしょうか。

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