群馬県藤岡市・弘法の井戸
水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2021.07.22
水場は建屋で保護されている
もともと岩場の下から水が出ているようで、水が汚れないよう建屋で保護しています。
建屋の中は一面が水槽になっている
引き戸をあけると中は一面が水槽になっています。本当に開けてすぐが水なので、落ちないよう気を付けてください。
奥のほうに何か祀ってありますがよくわかりませんでした。
薄暗いのですが、開けた引き戸から入る光で水のキレイさがわかります。
建屋の外には「飲料水なのでお金は入れないでください」とあります。私はその場で飲みました。
水汲みは外に出ているホースで
水汲みはこの建屋の外にあるホースを利用します。
私が行ったときは水が止めてあって、蛇口をひねるとすぐに水は出ますがぬるかったです。流しっぱなしのほうがいいと思うのですが。
ただ、この水がどこから引かれているのかよくわかりませんでした。
水槽内の水だとは思うのですが、水槽からあふれた上澄みは建屋手前から外に流れ出ていて、ホースのある通路の下を流れています。
弘法井戸が村の名前の由来になっている
現地の看板に由来がありますので全文書き起こしておきます。
今からおよそ先二百年前の昔、平安時代のはじめ、真言宗の開祖、弘法大師空海さまの若き頃、修行の途次、「日野塩平(しおだいら)の「十二の森」より、この地へ参られました。山道の途中には水を求めるところもなく、人家もないところでした。偶(たまたま)、山中より機(はた)を織る音を聞きそこへ立ち寄り一杯の水を所望されました。ところが水をきらしていた老婆ははるか下方の川より水を汲んできて差上げたそうです。そこで親切な老婆から話の中に村の人達の水の不便なることを聞き、弘法大師はそれはお困りのことと、早速に浄地を定め錫杖にて岩を●●たところ、夏冬涸れることのない清水がこんこんと湧き出しました。そこで村人は石を積み霊水をまんまんとため、いつでも誰でも使えるようにし水の難儀さから救われたのでした。この後村の人々は弘法大師の尊像を岩上に祀り、報恩謝徳の心を表しました、これによっていつしかここを弘法井戸と呼び、これに因んで高い山中にあるこの村を高井戸(たかいど)と称しています。
このお陰にて村の人達は皆長寿で、わざわざこの有難い霊泉を求めて遠近より訪ねこられる人が後を絶ちません。この他「弘法井戸」と伝えられるところは、本郷の風久保(ふきくぼ)高山の椚(くぬぎ)山にもあります。
平成四年八月吉日
現地の看板より
アクセス・駐車場
私は県道175号側から行きましたが、道はとても狭いです。すれ違う場所も少なく、クルマだと不安が残ります。
駐車場はありませんが、弘法の井戸の前がいくらか広くなっていますし、クルマ通りも少ないので路駐でいいでしょう。
トイレはありません。
初めての方は事前にご確認ください。
家にあったら持って行きましょう。
湧き水に行ったときに浄水器があると飲める機会が確実に増えます。心配になったら迷わず浄水器を使いましょう。
飲むか迷うような湧水を大量に持ち帰ることは(たぶん)ないので小さいもので十分です。
スーパーデリオスは、説明書を読まなくても使い方がわかるシンプルさが魅力です。
携帯型浄水器「SAWYER SP2129」との比較は「携帯型浄水器」のページをどうぞ。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
群馬県藤岡市・弘法の井戸からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
いただいたコメント
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山さん、こんにちは。
> 群馬の名水で心機一転頑張るべえ
頑張りましょう!しかし三連休は暑かった・・・。
群馬の名水で心機一転頑張るべえ