埼玉県本庄市・岩谷堂清冷水(岩谷堂の岩清水)
水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2024.05.04
湧き水は岩屋堂登り口の駐車場奥にある
読みは「いわやどうせいれいすい」です。
水汲み場は「岩谷堂登り口」の駐車場の奥にあります。岩屋堂登り口を目指してガタガタの道をひたすら進むと辿り着きます。
水量は少なめで露出している
採水口は一つで水量は少なめです。採水口の奥はちょっとした崖のようになっており、そこから湧き出る水を集めて樋で流しています。
看板によると湧き水は岩谷洞から来ているそうです。水の素性は良さそうですが、露出しており枯れ葉も落ちていたので飲みませんでした。
看板に『岩谷堂清冷水』とあり、その下に『岩谷堂の岩清水』と併記されているので、呼び名はどちらでも良いのでしょう。年間平均水温は16度だそうです。
岩屋堂
岩谷堂登り口から岩谷堂まで350mですが、私はここまでのガタガタ道で気疲れしてしまい、登るのは諦めました。
岩屋堂は本庄市の指定文化財に指定されています。
この岩谷堂は江戸時代に浄土宗僧の浄厳が、一向専修念仏道場を開いた場所といわれています。その時代広く信仰を集め、この地に続く道を岩谷道といい、多くの参詣者がありました。また、石仏寄進も江戸時代から始まり、参道の両脇に多くの石仏が造立されています。石仏寄進は近年も続いており、毎年春に万霊供養祭が開かれています。
市指定文化財(記念物)/本庄市
複数の看板によるとこの付近の森は夏ツバキやイヌブナが群生する貴重な森なのだそうです。大切にしたいですね。
アクセス・駐車場
起点となる看板が、かなり手前の丁字路正面にあります。大きな看板の右下に「岩屋堂岩清水」と書いた小さな看板があります。私はよく確認もせずに右に行きましたが、正しくは左です。
『ごっくん水』の看板に引っ張られてしまい、Googleマップの岩屋堂のマーカー近くにいけば道があるのだろうと思っていたのですが、それらしいところがありません。途中、工事作業中の方に伺っても「そういうのは無いと思うよ」と言われました。
看板まで戻って確認したら、看板の真下にある柱状の道標に小さく「←岩屋堂」とありました・・・。左です、くれぐれもお間違いのないようご注意ください。
Googleマップに限らずナビはどれも使えないのではないかと思います。Googleマップに道がある「青面金剛石像」を目指し、そのまま一本道を進んでください。
道を教えてくれた地元の方があまり浮かない顔をしていたので「もしかして道、やばいですか?」と伺ったら「うん。ガタガタだよ・・・」「・・・。とりあえず行けるとこまで行ってみます!」
行けますが、道は悪いです。暗いし細いし枯れ木は積もってるし、ところどころ舗装が破損しています。道を教えてくれた方の浮かない顔の意味がよーくわかりました。
看板から先の様子をどうぞ。
駐車場は複数ある
岩屋堂への登山者向けと思われる駐車場が沢の上をまたぐように複数あります。どれも枯れ木が積もっておりあまり良い状態ではありません。
全部で10台くらいは停められそうです。トイレはありません。
初めての方は事前にご確認ください。
家にあったら持って行きましょう。
湧き水に行ったときに浄水器があると飲める機会が確実に増えます。心配になったら迷わず浄水器を使いましょう。
飲むか迷うような湧水を大量に持ち帰ることは(たぶん)ないので小さいもので十分です。
スーパーデリオスは、説明書を読まなくても使い方がわかるシンプルさが魅力です。
携帯型浄水器「SAWYER SP2129」との比較は「携帯型浄水器」のページをどうぞ。
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