千葉県銚子市・猿田神社御神水
水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2024.04.14
御神水は2箇所ある
名称はどちらも「御神水」なので便宜上、以下のように記載します。
- 拝殿近くの御神水
- 奥宮御神水
お水取りをするなら拝殿近くの御神水へどうぞ。
以下は境内にある案内図です。距離感は表現されていないので配置だけ参考にしてください。
「御神水の池」が奥宮御神水で「拝殿近くの御神水」は案内図には記載されていませんが「現在地」の右方向にあります。
拝殿近くの御神水は蛇口式で採水口は3つ
手水舎の奥側にあります。看板があるのですぐにわかると思います。
水汲み場には屋根がかかっており、その奥にタンクが設置されています。タンクは蛇口へつながっています。
採水口は3つあり、左から「ポリ容器専用」「指定なし」「ペットボトル専用」と並んでいますが、混雑したときの目安だろうと思います。どの蛇口の下にも台となる石が設置されています。
お願いとして「御神水は、湧水です 水量に限りがありますので、大切にお取りください。」とありました。節度ある水汲みをお願いします。
飲用に関しての注意書きは特に見当たらず、私はその場で飲みました。
拝殿近くの御神水と奥宮御神水の水源は異なる
スタッフの方にお話を伺ったところ、拝殿近くの御神水と奥宮御神水は水源が違うのだそうです。
拝殿近くの御神水は井戸を掘ってそこから水を引いており、水質検査も実施しているそうです。
奥宮御神水は水量が減ってしまったし水質検査などもしていないので、お水取りするなら拝殿近くの御神水のほうが良いとのことでした。
奥宮御神水への道は100mくらいの下り
北側の駐車場近くにある鳥居から入ります。道路沿いの鳥居から奥宮御神水までは100mくらいだと思うのですが、意外と高低差があります。行きは下りで、当然ながら戻りは上りです。要所要所に看板があるので迷うことはありません。
奥宮御神水にたどり着く前に御神砂(おすな)をいただく場所があります。以下、看板にあった注意事項です。
- 御神前に参拝後、いだたく
- 貴重なものなので良識のある分量だけにする
- 古い御神砂を置かない
- 崖崩れに注意する
奥宮御神水は水量がとても少ない
御神水の池の奥から湧水が出ており、そのまま池へ流れていきます。雰囲気は良いのですが、御神水の池も含めて全体的に放置気味です。
水量はとても少なく、お水取りできるような量ではありません。ネットの情報では東日本大震災のあと水量が少なくなったらしいです。看板でも「量が必要であれば拝殿近くの御神水を利用するよう」勧めています。
飲用に関しては煮沸推奨で、私は飲みませんでした。
猿田神社
807年の創建と伝わる古刹中の古刹です。2回の焼失を経て1680年に現在の本殿が建立されたそうです。現在は本殿の保存修理工事が行われており、2026年3月の完成予定です。
こじんまりとした境内はとても綺麗に維持・管理されています。雰囲気だけでなく、看板など境内の一つ一つに何かしら参拝者への配慮を感じられる気持ちが良いところです。
アクセス・駐車場
総武本線猿田駅から徒歩5分です。
駐車場は2箇所あり、どちらも無料で50台以上は停められそうです。
本来の参道を通るなら南側のほうが良いのですが、階段の段数が多くキツイと思います。奥宮御神水にも近い北側の駐車場がオススメです。
トイレ・喫煙所は境内にあります。
どうでもいいですが、喫煙所に「天明後米一俵価格表」があり米一俵(約60kg)の価格が記載されていました。天明元年(1781年)は17銭で、昭和53年(1978年)は17,216円だそうです。「越後地震」や「地租改正」など社会情勢も記載されており長々と見入ってしまいました。最近、お米が高くなりましたね・・・。
初めての方は事前にご確認ください。
家にあったら持って行きましょう。
湧き水に行ったときに浄水器があると飲める機会が確実に増えます。心配になったら迷わず浄水器を使いましょう。
スーパーデリオスのボトルをウォーターパック1.2Lにしたのがこちら。
畳めばよりスーパーデリオスよりもずっとコンパクトになります。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
千葉県銚子市・猿田神社御神水からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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