2025.04.16

水汲み場は3箇所ある

読みは「じゅうにがたけ」です。ここは良いです。私は雰囲気がとても気に入ってしばらく休憩してしまいました。

水汲み場の近くに「十二様」と書かれた名標がありました。「十二様」とはこの先に頂く上州十二ヶ岳（標高1,201ｍ）のことだろうと思います。山を愛称で呼ぶのはいいなと思います。

140ｍくらいの間に水汲み場は3箇所あり、便宜上、下から（上り方向で先に見つかる所から）以下のように呼びます。このページの案内図のマーカーは『十二ヶ岳名水（1）』です。

1. 十二ヶ岳名水（1）
2. 十二ヶ岳名水（2）
3. 十二ヶ岳名水（3）

どの水汲み場にも同じ赤い小さな鳥居と飲用に関する掲示があるので、同じ地主さんのものだろうと思います。個人のご好意ですから、マナーを守って水汲みをお願いします。

掲示には「この水は自然にわき出ている水です　飲用については、必ず煮沸するなど滅菌してから利用してください」とありました。

私は掲示に従って浄水器を利用してその場で飲みました。

十二ヶ岳名水（1）

3つの中で一番大きな、というかメインな感じがする水汲み場です。道路沿いにあってすぐに見つかります。

奥は雑木林で水の素性は良さそうです。

採水口は二つ、水量は多い

なんていうかこう「造りにセンスあるな」というのが第一印象で、水の流れていく感じが良いです。水が出て、落ちて、側溝へ流れるまでの様子がキレイです。

採水口は二つあり、どちらも水量は多いです。

左のパイプは、高さの低いポリタンクなら水汲みできそうですが、右は構造物がじゃまになりそうです。ペットボトルならあっという間でしょう。

パイプは右奥の方へ伸びているようです。石でしっかりと固定されており雨の影響は少ないように見えました。

鳥居の下からも水が出ており、この辺り一帯は水が豊富な印象を受けました。

鳥居下からの水がそのまま地面を流れているので足場はそれほど良くありません。滑って転ぶことはないと思います。

十二ヶ岳名水（2）

『十二ヶ岳名水（1）』から上り方向120mくらいの道路右にあります。クルマ通りは少ないですが、道路に背を向ける格好になるのでお気をつけください。

採水口は石を積んだだけなので横に広がっており、水量は多いこともあって暴れ気味です。漏斗があると便利だろうと思います。

水が側溝に直接落ちるので足元は良いのですが、水汲みはしやすくありません。

十二ヶ岳名水（3）

『十二ヶ岳名水（2）』の20ｍくらい先にあり、『十二ヶ岳名水（2）』から見えます。

ここが一番古くからあるように見えました。枡のようなものが半分埋もれており、水ハネもあって足元は良くありませんが、意外と水汲みはしやすかったです。

パイプから水が出ており、水量はまあまああります。

道路からちょっと入ったところにあるのでクルマを気にせず水汲みができます。

アクセス・駐車場

『十二ヶ岳名水（1）』の手前からGoogleストリートビューは途切れ途切れになりますが、1本道なので迷うことはありません。

道路は舗装されていますが、かなり細くクルマのすれ違いも厳しいです。どうにかやりくりして進む感じです。

私がいた間はクルマが一台も通りませんでしたが、『十二ヶ岳名水（3）』の100ｍくらい先、行き止まりに十二ヶ岳登山道駐車場があります。クルマが停まっていたので、人の行き来はあるようです。

水汲み場には駐車場はありませんし、大した距離でもありませんから十二ヶ岳登山道駐車場を利用するのがおすすめです。

• 十二ヶ岳登山道 駐車場

『十二ヶ岳名水（1）』の手前に路肩が広くなっているところがあります。

『十二ヶ岳名水（3）』の前は側道にアタマを突っ込む形なら1台は停められると思います。

トイレはありません。