埼玉県さいたま市・身形神社御神水

水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2025.07.27
採水口は一つ、水量はまあまあ
読みは「みのかたじんじゃ」です。敷地はセイコノヨシで囲われており、開発が進んだ地域にあってここはとても緑が多いです。朱色の鳥居が目を引きます。
鳥居をくぐって小さな橋を渡ると左手に手水屋があります。小ぶりですが境内の広さとバランスが良く、アイビーでしょうか、ほどよく緑で囲われており雰囲気が良いです。
龍の口から水が受けに落ちます。岩陰から龍が出てきたような配置です。
龍の口と受けの距離が短いため500mlのペットボトルくらいがちょうど良いと思います。
足元もしっかりと造られており、お水取りはしやすいのですが「以前滑って転んだ人がいるので人が歩くところに水を撒かないように」と注意書きがありました。
看板には地下約100mから水を汲み上げていると書かれており、コップもあります。「飲めそうだな・・・」と思っていたら、地元の人が参拝に入ってきたのでお話を伺いました。
「消毒はしてませんしね。心配なら煮沸したほうが良いけど私はいつもそのまま飲んでますよ」と手で掬ってその場で飲んでくれました。
私ももちろんその場で飲みました。とても暑い日だったので緑に囲まれた境内で飲む水はとても美味しく感じました。
身形神社
かなり開発の進んだ場所にあり、かなり狭いです。境内には池もあるため歩く場所が少なく一周するのに1分もかかりません。
境内はとてもきれいに維持されており、セイコノヨシ(俗にヨシタケと呼ばれる)の自生地としてさいたま市指定天然記念物になっています。
由緒書きがありましたので書き起こしておきます。これによると創建は851年で、古刹ですね。
神田(じんで)の地名は、古くはこの地が伊勢神宮の神領であったことに由来し、神領にかかわるとされる月讀社(つきよみしゃ)が村の鎮守であった。当社は、その末社のような形で祀られてきた社(やしろ)で、天照(あまてらす)大神と須佐之男(すさのお)命が誓約(うけい)を行った際に、須佐之男命の剣から生まれた三柱(みはしら)の女神(おんながみ)(いわゆる宗像三神)が祭神である。当社の祭神が宗像三神であるのは伊勢神宮に祀られている天照大神とのかかわりによるものと思われる。
現地の看板より
「身形神社略縁起」及び「古社取調書」によれば、当社は在原業平(ありわらのなりひら)が身の守りに筑前(ちくぜん)国(現福岡県)宗像神社の分霊を乞い、東国に下った仁寿元年(八五一)八月、行き暮れて当所に宿を取り、暫時当社に参籠した際、その分霊をこの地に鎮め祀り、身形神社と称したことに始まるという。更に業平は、宝祚長久歌道(ほうそちょうきゅうかどう)の興隆を祈って持っていた筆を地に挿したところ、その筆軸が葮竹(よしたけ)に変化して今日見られるような「西湖の葮(さいこのよし)」の群落になったと同書に伝えられる。また、境内には「源氏栄えはよし竹となれ」という業平の詠歌を刻んだ歌も建てられている。
江戸時代、当社は弁天社と呼ばれ、真言宗の永福寺の境内に祀られていた。当社を通称「葭竹弁天」というのはそのためで、本殿の内陣には、祭神の三女神像と共に業平の守り本尊と伝えられる像高一四・三センチメートルの白木一刀彫の神像が奉安されている。
アクセス・駐車場
駐車場はありません。接道も細く、路駐はできません。
トイレはありません。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
埼玉県さいたま市・身形神社御神水からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。







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