服装:虫さされ対策など
長袖+長ズボン
言うまでもありませんが、肌の露出が多いと余計なトラブルになりやすいです。
山奥は日焼けはしにくいですが、長袖・長ズボンが無難です。首周りの防御も忘れずに。
水に強い靴
ちゃんと整備されているところはいいのですが、残念ながらそういうところは少数です。
水量が多かったり、水が暴れている水汲み場では落ちた水が周辺を濡らしてます。足元が悪くなっている水場は少なくありません。
水汲みをする方はそのくらい覚悟の上と思いますが、水に強い靴のほうが良いでしょう。
クルマで行くなら、水汲みのときだけ履き替えるでも良いですし、夏なら濡れること前提でサンダルも可。
ハンドタオルまたは雑巾
水汲み後、手を拭いたり容器の水を拭き取れるので便利です。ハンカチだとちょっと薄いと思います。
ヤブ蚊対策
ヤブ蚊は水場によくいます。耳元で飛んでいる音が聞こえると嫌な気分になります。
ヤブ蚊はヤブカ属の「ヒトスジシマカ」が多く、5月から11月かけて発生し、早朝と夕方に活発に活動するそうです。
ヤブ蚊は流れのある水では生きられないので、湧き水そのものにいるわけではなく、飛び散った水や雨水が溜まったところから発生しているのだろうと思います。
ネットにもヤブ蚊対策はいろいろありますが、総合すると以下のような対策が有効のようです。
- 濃い色の服が刺されやすいので薄い色の服を着る
- 虫除け剤はムラなく塗る
虫除け剤の主成分はディートとイカリジン
虫除け剤はディートまたはイカリジンを主成分とするものの効果が高く、市販の虫除け剤にも多く利用されているとのこと。
どちらも機能は同じで、害虫の感知能力を撹乱し、結果として吸血行動を阻止しますが、違いもあります。
- イカリジンはディートと比較すると、効果が望める害虫の種類が少ない
- ディートは厚労省通達で年齢別の使用制限がある。ただし、この元となった調査の妥当性は疑問視されており、追試では神経毒性は報告されていない
詳細はアース製薬のホームページでどうぞ。
以前、水道工事の職人さんが工事前に携帯型の蚊取り線香を使っていたのでお話を聞いてみたら「いろいろ試したけどコレが一番」とおっしゃってました。とても説得力があるのですが、さすがに水汲みでは使いにくい・・・。
最近は防虫の服もあるようです。
ヤマビル対策
「ヒル」と聞くと川などを想像しますが、ヤマビルは陸地にいます。人間やシカ、イノシシなどにくっついて血を吸います。見た目とは裏腹にアクティブな動きをするようで、かなりイヤな感じです。
神奈川県秦野市に近い丹沢山地はヤマビルが多いようなので、お気をつけください。神奈川県ではヤマビル対策マニュアルも公開しています。
前述のディートはヤマビルにも効果があるそうです。
クマ対策
日本のクマおおよそ2種類、北海道はヒグマ、本州はツキノワグマです。
山奥の湧き水だと「熊注意」の看板を見かけます。私自身、現地でクマの目撃情報をいただいて引き返したことがあります。
何はともあれ遭遇しないようにすることが一番です。
熊除けは鈴が有名ですが、効果はあるものの、無視するクマもいるそうです。クマもいろいろですね。
クマは出会ってしまったらどうしていいのかわかりません。熊除けのスプレーなどもあるようですが、値段がかなり高いです。
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