静岡県御殿場市・荒井園錦井水
水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2023.08.02
水場は店舗左手の塀の裏側にある
読みは「あらいえんきんせいすい」です。
荒井園の店舗前に水場があります。店舗前なのですが塀の裏側にあり、パッ見ではわかりにくいです。
採水口は一つ、水量は多い
きれいに造られた水場で、清掃も行き届いています。足元も良く、雨の日でも水汲みできます。
採水口の横から流れ落ちる水も含めると水量は多いのですが、そのままでは水汲みしにくいからか漏斗のようなもので水がまとめてあります。私はその場で飲みました。
それなりに開発された地域ですが、荒井園創業当時から変わらずに湧き出ているのはすごいですね。
水汲みは朝3時から5時がオススメらしい
公式ホームページによると富士山の雪解け水で、荒井園では茶葉を蒸す工程でこの水を使っているそうです。
1日中湧き出ている水ですが、一番美味しい時間帯があるそうで、朝3時から5時の水汲みを勧めています。地元の人でないと水汲みしにくい時間帯ですが、運良く通れそうならぜひ。
ただ、この時間帯だとクルマの音は騒音になりますからご近所の迷惑にならないよう配慮は必要と思います。
現地の看板に朝早くに水を汲むと「陽」の気を得ることができる、という掲示がありましたので一部を書き起こしておきます。
一日の時のめぐりの中にも、陰陽はあると考えられている。
現地の掲示より
暁から午前にかけては陽。午後から深夜は陰であり、その日に使う水は、朝に汲むのを良しとする。
茶の湯の世界でも、早朝に汲む陽の気の立つ清らかな水を用いることが重要とされる。
暁寅の刻(午前四時頃)に汲んだ井華水とその水をたたえる水指。寅は陰陽では陽の時刻で、五行の中でははじまりを意味する「木」にあたる。
文中の「井華水(せいかすい)」は一般名詞です。コトバンクによると、丑寅の時刻(午前二時から四時頃)に汲んだ井の水のことで、一日のうち最も清冷とされるそうです。
アクセス・駐車場
県道76号沿いにあり、駐車場は道路を挟んで反対側にありますが、看板が西側からしか見えないのでご注意ください。隣の「天野醤油」の看板の方が目立ちます。駐車場の奥は倉庫らしき建物があり、そのシャッターに「荒井園駐車場」と書いてあります。
トイレは未確認です。
初めての方は事前にご確認ください。
家にあったら持って行きましょう。
気に入った湧水を持ち帰りたくなるのはあたりまえ。水汲みの万能容器はペットボトルですが、カラでもかさばるのが難点。
エバニュー・ウォーターキャリーは折り畳めるだけでなく、キャップが本体とつながっているなど複数の小さな工夫が好印象です。容量は0.9L、1.5L、2Lの三種類があります。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
静岡県御殿場市・荒井園錦井水からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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