千葉県君津市・山本の「殿の下井戸」
水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2021.02.07 初回訪問
山本の「殿の下井戸(とののしたいど)」は同じ通り沿いに2箇所ある
「殿の下」は小字名だそうです。
それそれに掲示してある説明文も全く同じですが人気には差があるようで、便宜上【北】と【南】に区別します。上の写真は【北】です。
地図上、赤が人気のある【北】で青いほうが【南】。距離は300mくらいで、クルマだと1分もかかりません。
人気の違いはたぶんクルマを停められるかどうかだと思います。【北】はクルマを数台停められますが【南】は細いT字路にありバイクでもちょっと厳しいです。
設備構成もほとんど同じで採水口は1か所です。
1987年に農業用の水不足対策として掘削されたもので、付近には5箇所井戸があり、山本の「殿の下井戸」はそのうちの二つだそうです。水量も多いです。
井戸は深いもので地下600メートルもあり、水量は毎分150リットルから400リットルで、無色無臭の豊富な地下水が24時間湧き出ています。
山本(やまもと)の「殿の下井戸」 – 君津市公式ホームページ
山本の殿の下井戸【北】
私が訪れたときはパラパラと人が来ては湧水を汲んで帰るといった状況でしたが、多めに汲むつもりらしいおばさんが「お兄さん、それ1本(500mlのペットボトルのこと)だけなら先に汲んだらいいよ、貸してごらん、汲んであげる」と汲んでくれました。
「ありがとうございます。ここの水はこのまま飲んで大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ」
ということで、その場で飲みました。こういうやりとりのあとの水は美味しく感じますね。
偶然にも以前この地域で井戸を掘る仕事をしておられたかたと話をすることができました。
東日本大震災から水の味が変わってしまった湧き水があるなか、殿の下井戸は味が変わらないので汲みに来ているのだそうです。
山本の殿の下井戸【南】
私がいた間は誰も湧水を汲みに来ませんでした・・・。同じ道路沿いなのに通行人すらいません。
しっかりと管理されている割に、この辺りにあるほかの湧き水に比べると人が少ないので水が汲みやすくオススメできます。【北】が混んでいたら【南】でどうぞ。
2022.04.13
午前09:00頃に立ち寄りましたが、すでにクルマ2台がいました。人気ありますね。
【北】【南】とも、水場自体は前回と違いはなさそうでした。
アクセス・駐車場
【北】まで久留里線下郡駅から徒歩4分です。
基本的に路駐なので、通行の妨げにならないよう配慮が必要です。
トイレはありません。
初めての方は事前にご確認ください。
家にあったら持って行きましょう。
気に入った湧水を持ち帰りたくなるのはあたりまえ。水汲みの万能容器はペットボトルですが、カラでもかさばるのが難点。
エバニュー・ウォーターキャリーは折り畳めるだけでなく、キャップが本体とつながっているなど複数の小さな工夫が好印象。容量は0.9L、1.5L、2Lの三種類があります。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
千葉県君津市・山本の「殿の下井戸」からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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