群馬県東吾妻町・金善の井

水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2022.11.04
井戸は道路から下がったところにある
読みは「かねよしのい」だと思います。人の名前なので。
接道に沿って、道路とは逆のゆるい下りの先に井戸があります。道路からは見えませんので「金善の井(泉)」の看板を目印にどうぞ。
水量はポタポタ程度で水汲みは不可
水量はとても少なく、水汲みはできそうもありません。また、井戸の上方には住宅があるので水量が多くても飲むには迷うところです。
水場自体はコケや雑草、落ち葉が多く、寂れた感じがします。ネットの情報ですが、もともとはコンクリートでしっかり囲ってあり、それなりに整備されていたようです。
小野金善(おののかねよし)
現地の由緒書きを書き起こしておきます。
小野朝臣金善の延暦の頃(七八二〜八〇六年)の身分の高い人で、桓武天皇の頃謀反にかかわったことからこの地に流され、万福寺に八年余り住んでいたといわれこの清水を天下無二の水として常に愛用していたことから、当時は「金善の井」と呼ばれていたようです。
現地の看板より
人もし病にかかり 常の水不通といえども この水快しとす
あずま村誌より
由緒書きにある謀反は「藤原種継の暗殺容疑」のようです。その後、小野金善は坂上田村麻呂の蝦夷征伐に参加、活躍したとか。
「朝臣」は「あそみ」と読み、姓を持つ人々の中でも、ワンランク身分の高い人が持つ姓で「小野朝臣」は「小野氏」といった意味になると思います。
アクセス・駐車場
それなりに住宅があり、接道はやや細く、路駐は通行の妨げになりそうです。状況をみて短時間で済ませる感じでしょうか。
トイレはありません。
案内図
近くの湧き水/水汲み場
群馬県東吾妻町・金善の井からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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