東京都世田谷区・池尻稲荷神社 薬水の井戸

水汲み場の長時間の占有、違法駐車はお控えください。地域の皆さんのご理解があっての水汲みです。節度ある水汲みをお願いします
2025.01.02
手水舎の裏側に蛇口式の水栓がある
拝殿から首都高側に階段を下ったところにある手水舎の裏側に蛇口式の水栓があります。お水取りはこちらでどうぞ。
水栓に「この水は飲めません」と掲示があるのですが、手水舎の柱には水質検査結果が掲示してあり「水質基準に適合」とありました。水質検査結果の日付は2024年9月6日なので問題なさそうです。
スタッフの方にお話を伺ったところ、「飲めません」の掲示はコロナ禍のときに保健所から指導があって貼ったもので、水は飲めるそうです。気になるようでしたら煮沸するなどしてくてください、とのことでしたので私はその場で飲みました。
蛇口をひねればすぐに水が出ますが、水量はあまり多くありません。
水質検査結果によると硬度は83の中硬水です。
由緒書きがありましたので全文書き起こしておきます。
この手水舎の水は、当神社境内にある「薬水の井戸」よりの引き水です。
現地の看板より
「薬水の井戸」は、山城国伏見の稲荷山に御鎮座の薬力明神の神託により、「神の道を言じ勤め、その病気の平癒を心に三度祈念し、神の道の薬として飲みほせば、薬力明神の力により病気立ち所に快癒す」と伝えられている明泉です。
往時、この旧大山街道筋には赤坂一ッ木村より池尻村まで飲用水はなく、往来の人、農民、みな頼りにしたと伝えられています。
又「潤れずの井戸」と云われて、現在もこの井戸水は、如何なる渇水時にも涸れることなく、常に豊富に湧き出ております。
公式ホームページにある、迷信にとらわれることのない井戸水への言及が好印象です。
清姫稲荷・水神社についても触れており「当神社境内の井戸水が涸れることなく湧き出ているのも「蛇神様」のお陰」とあります。
私は拝殿にしか参拝しなかったので次回は清姫稲荷・水神社にも参拝したいと思います。

池尻稲荷神社
明暦年間(1655〜1658)創建で古くから「火伏せの稲荷」「子育ての稲荷」と伝わるそうです。
広くはないし首都高のすぐそばにあって周辺も高いビルばかりなのですが、管理の行き届いた境内は大都会の中にあって気の休まる場所でした。
世田谷区の「第1回地域風景資産」「世田谷百景」にも選定されています。
この日は初詣客で賑わっていて、スタッフの方と参拝客が笑顔で雑談を交わす様子が印象的でした。
アクセス・駐車場
東急田園都市線 池尻大橋駅から徒歩5分です。
公式ホームページの案内図には「お車はこちらへ」とありますが、ご祈祷する方向けと思います。一般参拝は付近のコインパーキングを利用したほうが良いでしょう。
すぐとなりに2台分ですがコインパーキングがあります。昼間は15分100円です。
トイレは未確認です。
水汲みの前にご確認ください。
水温も味のうちです。湧き水を持ち歩くなら保温/保冷ボトルをどうぞ。TKwideは広口なので洗いやすくて乾燥も速いです。
「容器:湧き水を飲む/持ち帰る/保存する」も併せてご覧ください。
湧き水を持ち帰ったら・・・
普段の水を自分で汲んだ湧き水に変えるだけで、気分が盛り上がりますよ!
案内図
近くの湧き水/水汲み場
東京都世田谷区・池尻稲荷神社 薬水の井戸からクルマで30分以内に行けそうな直線距離で半径10km以内にある湧き水/水汲み場です。
混んでいるときは近くの湧水で時間調整するのがオススメです。
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