「秩父源流水」と「ディンブラ ホーリーロード茶園」Vol.10
今回で連載も10回目となります。
いつもご覧になっていただいているみなさん、どうもありがとうございます!
今回がちょうど10回目ということもありまして、「初心にかえる」という意味でも、第1回目に登場した湧水「秩父源流水」を使って、ディンブラのアイスティーをいれてみることにしました。
茶葉「ディンブラ ホーリーロード茶園」の特徴
今年2月のクォリティーシーズン(最も良質で特徴的な茶葉が摘まれる時期)に収穫され、目の覚めるような、華やかで瑞々しい香りがあります。
茶葉がもともと持っている涼やかな渋みも、アイスティーなら一段と、その爽やかさがアップする茶葉なんですね。
秩父源流水を使って思ったこと
第1回目に登場した秩父源流水は、軟水で硬度が88mg/Lと高く、カルシウム成分も多いので、水に質感のようなものを感じたのを覚えています。
原水の中でも硬度が低いと、その柔らかさで茶葉の味わいがやさしい旨味となって伝わることがあります。
また硬度が高かったりすると、茶葉の持つ独特な味わいが輪郭となって、表れて来るように感じられることがあります。
そこでなぜだかハッとしたのですが・・
前回の原水の分類の中で「深井戸水」というのがありました。
深井戸水は、水質が保たれているうえに深層部にあるということで、ミネラルが豊富なんですね。
そのミネラルの種類や多さは、採水地によって違ってくるという面白さがあり、深い地盤下の水であることから、水質自体も安定しているということなので、これからは、原水の中でも「深井戸水」に焦点を当てて、茶葉をセレクトしていくペアリングを始めて見ようと思いました。
硬度の高低でも、もちろん味わいのペアリングは楽しめるのですが、深井戸水が持つ、その安定性と含まれている成分とのペアリングに、面白さがあるような気がしました。
そんな漠然としたカンなのですが・・
何かに誘われていくように始める、新しいテーマが今回決定したわけなんです。
ペアリングのまとめ
というわけで・・
これからは「日本の深井戸水と紅茶のペアリング」と題して、採水地によって違う深井戸水と茶葉の特徴との組み合わせで、いろいろとご紹介できたらと思います。
早速探してみると、大分県の深井戸水で、とても興味深い水がありました。
その水と合わせる茶葉をこれからセレクトするのですが、水の成分と茶葉の特徴がどんな調和を作り出してくれるのか、何だかとても楽しみなんですね〜。
これからも一緒に、みなさんも楽しんでいただけたら嬉しいです。
お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いします^^
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(株)サザビーリーグにて、ティーワークショップの企画、開催に従事。2021年5月に独立。紅茶のプラットフォーム「アニラティー」を設立。
水と紅茶のペアリングからオリジナルブレンドティーの開発まで、新しい紅茶リラクゼーションを展開中!
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