「志布志のおいしい湧水」と「アリサンミッコウコウチャ 春摘み」Vol.6
昨年末に台湾茶を販売している、ライ チンリンさんという方が来日された折に、台湾紅茶を持ってわざわざ我が家を、訪ねて来てくれました。
Facebookを通じてコンタクトを取って来てくれた彼女にいただいた台湾の紅茶、アリサンミッコウコウチャと日本の湧き水とのペアリング。
これは、しないわけがありません(笑)
今回は、硬度38mg/Lの軟水、鹿児島は霧島の「志布志のおいしい湧水」で、台湾紅茶をいただきました!
茶葉「アリサンミッコウコウチャ」の特徴
蜜のような甘い香りと、繰り返すような甘さの絶妙な余韻が特徴です。漢字では「阿里山蜜香紅茶」と書きます。
硬度88mg/Lの秩父源流水との比較
硬度の違う、88mg/Lの「秩父源流水」と、38mg/Lの「志布志のおいしい湧水」とで比較してみました。
両方とも、茶葉2.5g、熱湯150ml、蒸らし時間2分半でいれてみると・・
カップに注いだ瞬間、部屋中に茶葉の香りが立ち込めたのが、とても印象的でした。
「志布志のおいしい湧水」でいれた紅茶は、繊細な甘さが口の中に広がると、わずかな渋みと甘さがゆっくりと混ざり合うようにして、茶葉を味わうことができました。
「秩父源流水」でいれた方は、真っ直ぐな感じの茶葉の味わいが、口の中に広がっていきました。
茶葉の量と蒸らし時間を調節
「アリサンミッコウコウチャ」の持つ特徴的な甘さの再現に、再度チャレンジしてみたくなって、茶葉の量を3g、蒸らし時間を1分半にしていれてみました。
すると・・・
茶葉の甘さが、繰り返すようにして何度何度も、やってくるのに驚きました!
こんな風にして、甘さを噛み締めることができたのは、「アリサンミッコウコウチャ」が初めてでした。
ペアリングのまとめ
「アリサンミッコウコウチャ」の持つ、なんとも言えないような甘さを味わうには、硬度が低めの軟水を使って、蒸らし時間を短めに調節してみることで、繰り返し口の中で広がる絶妙な甘さを再現することが出来ますね。
香りも実に心地よく広がりますので、寒い日には温かい部屋の中で、ぜひ体験していただけると嬉しいです。
ペアリングのお菓子は、ライ チンリンさんからいただいた、ドライマンゴー入りヌガーです。
「アリサンミッコウコウチャ」の繊細な甘さによく合う、しっとりとした甘さが、ほっとするひとときをくれました。
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(株)サザビーリーグにて、ティーワークショップの企画、開催に従事。2021年5月に独立。紅茶のプラットフォーム「アニラティー」を設立。
水と紅茶のペアリングからオリジナルブレンドティーの開発まで、新しい紅茶リラクゼーションを展開中!
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