「岐阜・養老の天然水」と「デコラージュ ティトゥーリアブラック(バングラデシュ)」Vol.9
湧き水と紅茶のペアリングをテーマに、これまでご紹介させていただきました。
購入してきた湧き水をよく見ると、水の表記が湧水だけではなく、いろいろあることに、あらためて気がつきました。
今回の「岐阜・養老の天然水」は、鉱水と記載されています。
そして前回の「北海道大雪山 ゆきのみず」は、深井戸水と記載されていました。
今回紅茶とのペアリングで選んだ「鉱水」は、ミネラル成分が含まれたお水を地下深くからポンプで採水しているので、原水の種類としては「鉱水」になるそうです。
主な原水の種類をまとめた一覧表がありましたので、ご参考までにご覧ください。
これまでご紹介してきたお水が、湧水、鉱水、深井戸水なので、今回はお水の振り返りを、簡単にさせていただくことにしました。
成分や採水の仕方で、お水の名称が変わるものなのですね!
湧き水の連載は、「秩父源流水」とのペアリングから始まったということもありますので、このまま湧き水と紅茶のペアリングというタイトルで継続させていただきます。
原水の名称はご紹介させていただきますので、ご参考にしていただけると幸いです。
今回の「岐阜・養老の天然水」は、硬度約15mg/Lの鉱水です。
このやや柔らかめな硬度のお水に「デコラージュ ティトゥーリアブラック(バングラデシュ)」の茶葉の特徴を活かしながら、ミルクティーにアレンジするというペアリングが、今回のテーマとなります。
茶葉「デコラージュ ティトゥーリアブラック(バングラデシュ)」の特徴
バングラデシュの茶葉をいただく機会は少ないので、デコラージュさんを通じてのこうした体験は、とても貴重なものになりました。
しかもこの茶葉は無農薬であることを特徴とされていて、世界中にお茶のネットワークを持っているデコラージュさんならではの、セレクトされたお茶になります。
アッサムのようなコクと、まろやかな味わいを持っている茶葉なので、硬度約15mg/Lの鉱水に合わせることで、その茶葉の旨味が活かされるのではと思いました。
岐阜・養老の天然水」が茶葉「デコラージュ ティトゥーリアブラック(バングラデシュ)」の良さを引き出すわけとは?
ミネラル成分が含まれた鉱水なので、いただいた時の口に残る水の質感に、やさしさとその水の特徴を感じたので、その感覚を今回の茶葉に活かせるのではないかと思ったわけです。
今回の茶葉がもつコクとまろやかさが、やはり硬度15mg/Lの質感に、ピッタリ合っていたような気がします。
あくまで私的な感覚ですが、硬度とミネラル成分の水が活かす茶葉の特徴というものが、確かにあると感じた今回のペアリングでした。
ペアリングのまとめ
水色(紅茶の色)も追求して行くと、水とのペアリングで違ってくるのかもしれません。
今回の水色の鮮やかさも、とっても美しいものでした。
アッサムのようなコクを持ち合わせた茶葉なので、ミルクを入れても美味しいと思いミルクを足すと、間違いなく味わい深いミルクティーになったので、この水と茶葉のペアリングアレンジの着地点には、ミルクといった感じなのかもしれませんね。
リーフインのいれ方で、茶葉をポットにいれたままの状態でしばらくおくと、紅茶がまるでカカオのような香ばしい味わいとしていただけたことも、今回はかなり興味深かったことのひとつでした。
今回の鉱水と特徴的な茶葉を、ポットに入れたままの状態にして、最後までいただいた一連のペアリングは、味わいをどこまでも深める結果になったことが、実に面白かったです。
おすすめ3つのURL
硬度15mg/Lのミネラル成分の多い軟水に合う、おすすめ茶葉の紹介です。
ひとことコラム
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(株)サザビーリーグにて、ティーワークショップの企画、開催に従事。2021年5月に独立。紅茶のプラットフォーム「アニラティー」を設立。
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