2022.03.21
2004年に復活した御神水
曾屋神社の駐車場にあります。一度埋められて、2004年に復活させたそうです。
昭和の40年代以降、生活様式も上水道にたよる形となり、神社湧水も境内地の湿地化など、事情により一旦埋められることとなりました。しかしながら、平成になり、ご祭神ゆかりの水が復活されることが望まれるなか、平成16年に旧湧出口発見に至り、見事「御神水復活」の日の目をみました。
曾屋神社公式ホームページ 御神水
復活させただけのことはあり、維持管理もしっかりなされています。こういう水場は気持ちが良いです。
採水口の距離が遠く、水汲みには不向き
もともと御神水ですから大量の水汲みを想定した造りにはなっていないのは仕方ありませんが、採水口自体が遠いので持ち帰り用の容器にも入れにくいです。
水量はまあまああります、私はその場で飲みました。
妹背石(いもせいし)
御神水復活の工事の際に、石工が石を割るために石矢を打つと中が綺麗な凹凸状になっており、凹状のものを女石として御神水の受けにし、凸状の男石は隣に安置したそうです。
女石の深さ・大きさの具合が御神水の受けにぴったりです。
曾屋神社
公式ホームページによると天長年間(824〜834年)の鎮座とされる古刹です。派手さはないのですが、落ち着いた雰囲気が良いです。
曽屋水道記念公園
曾屋神社の隣に曽屋水道記念公園があります。
曽屋配水場は明治23年から1983年まで稼働しており、1990年に曽屋水道記念公園として整備されました。配水池やポンプ室があり秦野市の水道の歴史を遺しています。
公園内には複数の手動ポンプが設置されていました。
配水場としての機能は休止していますが、現在も湧水が公園内に埋設されている配水池に流入しているため、災害時の生活用水(水洗トイレ等)として利用できるよう手押しポンプを公園内に2台設置しました。
※安全な水道水ではないため、飲用としては使用できません。
秦野の水道の歴史・曽屋水道記念公園 | 秦野市役所
「遊ぶときは保護者と一緒に」と掲示がありますが位置が高くて子供はムリではないかと思います。私も試してみましたが、水は出ませんでした。
アクセス・駐車場
曾屋神社の北側に25台分の駐車場があります。県道705号から曾屋神社を回り込むように進むと駐車場の入り口があります。
トイレは境内にあります。
秦野市名水まっぷと名水百選カード
秦野市がまとめた名水マップがあり、秦野市の湧き水がコンパクトにまとめられています。秦野の湧き水めぐりに便利です。
また、名水百選カードは平日しかもらえないところが多いのですが、秦野市では土曜・日曜・祝日でも「自然観察施設・くずはの家」でもらえるそうです。
【毎週日曜日 首都高通行料金 20%OFF】
イオン首都高カード(WAON一体型)
水汲みには浄水器と持ち帰り用の容器があると便利です。キャンプや災害時にも。
この他の便利グッズは「水汲みの持ち物」でご紹介しています。
地図
- 湧き水の緯度・経度:35.37984, 139.22092
- 神奈川県秦野市の天気予報
- はだの旬だより 秦野市観光協会
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