2024.04.10

いろいろ水汲みしにくい湧き水

水汲み趣味さんからご紹介いただいた湧水です。読みは「はるたけゆうすい」です。

ここは水汲みしにくいです。後述しますが『春嶽湧水』までは道も細いし、採水口が川に向かって出ており足場がありません。

採水口を正面に見るなら、橋を渡って反対側から川に入ることになります。

一応、足場になりそうな岩があります。看板の配置を見ても足場にすることを想定しているように見えるのですが、川の水に呑まれてしまっています。川はそれなりに水量もあるし、滑りやすいのではないかと思います。

結局私は採水口の真上に「orz」のような格好でペットボトルを差し出して水汲みをしました。ここまでの苦労が報われた気がして水が美味しく感じましたw

硬度31の軟水で水量は多い

「秦野名水まっぷ」によると湧水の硬度は31の軟水で、現地の看板にも軟水で未消毒であると書かれています。

水量は多くポリタンクでもいけそうなくらいあるのですが、いかんせん水汲みしにくいのがネックです。

　この湧水は、昭和三十年に竣工した東簡易水道の水源から引いてきています。

水質は、硬度が低い軟水です。消毒はしていません。
天然の地下水を取水しているため、季節によっては水枯れすることがあります。

現地の看板より

春嶽堰堤（はるたけえんてい）

現地の看板によると関東大震災による山崩れで発生した土石が下流に災害をもたらさないよう建設されたそうです。

高さ12.5mを落ちる水はそういった事情を感じさせない涼しげな印象です。このすぐ下流側では新しい堰堤が建設中です。

無番荘の水汲み場

『春嶽湧水』への道の途中に「無番荘（むばんそう）」という感じの良い喫茶店ようなところがあります。無番荘の前にはきれいに造られた水汲み場があり、柄杓もありました。飲めるのかどうかは不明です。

アクセス・駐車場

一本道なので迷うことはありませんが、とにかく道が細く軽自動車でもキツイと思います。バイクも最後まで行くのはやめた方がいいでしょう。

歩くと決めてしまえば悩むことは何もありません。静かな木立の間を歩くのは結構楽しいのではないかと思います。1.1kmの登りですが・・・。

駐車場はありません。

蓑毛バス停に蓑毛バス停公衆トイレがあります。

この道をレポートしてくれている動画があります。クルマで行くかどうか検討されている方はぜひご覧ください。

とにかく道が細くクルマを転回できる場所も狭い

途中いくつか目印になる施設があります。

千元院 （仏乗院）には駐車場がありますが、もちろん水汲み用ではありません。クルマが停まっており、ここまでは日常的にクルマの行き来があるようです。

ここから先はいかにも山の中といった雰囲気に変わります。

千元院の先に水道施設のようなものがあり、この先左側に比較的広い空き地があります。普通の人ならここが限界だと思います。

この空き地を過ぎると無番荘があります。無番荘を過ぎてから右手にギリギリクルマを転回できそうな空き地があります。これより先、クルマはオススメできません。

この先に「蓑毛野営場」というキャンプ場があってクルマを転回できそうではあるのですが、入り口にロープがあって入れません。ロープがなくてもやめた方がいいでしょう。

最後の50mくらいは徒歩で

さらに進むと右手にもう一つ水道施設があります。私はこのちょっと先にバイクを停め、最後の50ｍくらいは徒歩にしました。

バイクなら水汲み場まで行けなくはないと思うのですが、こんな斜面でバイクを倒したらどうしようもないので安全策をとりました。

事前に動画で道の様子を確認できたのでとても助かりました。

くま出没注意の注意書きが多い

道の途中に連続して「くま出没注意」の掲示があります。ハンター向け、ヤマビル注意の掲示もあり、なんかこう心理的にビビります。どうぞご注意ください。